Case Studies
ケーススタディ
世界の様々な業界で、
弊社のソリューションが活用されています。
弊社は、世界25カ国以上でサービス提供の実績があり、国連やブリティッシュ・カウンシル、ウィキぺディア、および世界中の数多くの政府機関の認定ベンダーとなっております。
Case 01
nabetomo
オンラインの会話サービスにおける高齢者ユーザーの感情分析
自然言語処理(NLP)や音声感情認識などのデータサイエンスの手法を応用し、Nabetomo(株式会社 Nabeが提供する高齢者と会話相手をつなぐオンライン会話サービス)を利用した高齢者ユーザーの感情を分析するためのPOC(プルーフ•オブ•コンセプト)を実施しました。
私たちがしたこと
高齢者と話し相手の会話の音声データを用いて、ヒューリスティック(発見的手法)な感情測定の実証をいたしました。感情の測定以外にも高齢者と話し相手が会話している時間、会話の中で使われている形容詞や副詞の数による内容の複雑性なども解析しました。
文字起こしデータのクリーニングと前処理のプロセスでは、最新の生成的な大規模言語モデルをクライアントに実装するサポートを行いました(SpaCyの日本語辞書とSudachiPyライブラリ、LangChainなど)。
単語やフレーズから連想される感情(喜び=ポジティブ、嫌い=ネガティブ、大丈夫=ニュートラル)の情報を格納した辞書を利用することであるテーマについて参加者がどのように感じたかを評価するセンチメント分析を行いました。
収集したベンチマーク指標をすべて解析し、ウェブのダッシュボードで可視化します。
Case 02
UNDRR(国連防災機関)
Power BIを用いたUNDRR(国連防災機関)のリスク指標のビジュアル化
UNDRR(国連防災機関)は地域、国、準国家レベルでリスクを評価・測定し、災害の予防、準備、対応における各国の意思決定を支援しています。本プロジェクトでは意思決定をより円滑に、かつ合理的にするため、特定地域のリスク指標データに基づくインタラクティブなダッシュボードを開発しました。
私たちがしたこと
私たちのデータサイエンスとビジュアルデザインチームは、UNDRRのプログラムマネージャーと緊密に連携し、国や地域に特化したダッシュボードを開発しました。
静的なインフォグラフィックデータを現状と連動する動的なデータダッシュボードに変換。迅速かつ合理的な意思決定のために、常にデータの鮮度が高く、直感的なユーザー体験を実現しました。
国ごとのナラティブや、国旗などの外部ソースからのデータも取り込み、リアルタイムの更新が可能になりました。また、将来的なデータセットもシームレスに統合することができます。
特に紛争に直面している地域では、国家間の境界線に細心の注意を払い、包括的なツールを作成しました。
Case 03
The British Council
若者のニーズに焦点を当てた国際規模のデータの統合とダッシュボードの作成
The Next Generation(ネクスト・ジェネレーション)」は、ブリティッシュ・カウンシル(英国の公的な国際文化交流機関)が世界中の若者のニーズと願望に焦点を当てた世界規模の調査プロジェクトです。 2009年以来17カ国以上で調査が実施されており、Kai Analyticsは調査データの分析と統合を行い、視覚的に魅力的なダッシュボードを作成しました。
私たちがしたこと
「The Next Generation」の調査項目の精査やデータクリーニングを実施しました。それにより、調査の標準化を可能にするとともに、データ連動型のダッシュボードを作成し、調査結果の地域別の相対比較や課題の特定などを効率化しています。
過去に実施された全てのアンケート設問を精査したのち、データを比較可能なものにするため、標準化された質問バンクを作成しました。複数以上の国にまたがる調査結果から、相互に比較が可能な基準値となるようなデータを用意。さらに、Power BIを活用して20以上の評価指標のなかからコアとなる3つのテーマを扱ったデータ連動型のダッシュボードを作成しました。
「The Next Generation」の調査結果から、地域や国別でいくつかのテーマやトピック、質問項目などに焦点を当てたウェブポータルを制作し、ダッシュボードもポータルサイト上に組み込みました。( = 「エビデンス・ギャップ・マップ」)
調査結果を誰がみても魅力的に感じてもらえるよう、洗練されたデザインで、インフォグラフィック・レポートを作成しました。レポートはAdobe InDesignで作成され、複数以上のフォーマットに最適化されることで、多様なプラットフォームでの配布を容易にしました。